1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
蓮の言葉に、正直頭の中がグチャグチャになっていて、言いたい言葉が見つからない…。
「………ちょっと待って…。
何その話。
私…全然知らない…。
真紀ちゃんが私を襲わせたって…何それ??」
そこまで言うと、蓮の手をグッと掴んだ。
「写真が送られてきたことも聞いてない……。
何で教えてくれなかったのっっ!?」
少し声を荒げて言うと、蓮が私から視線を逸らした。
今の話が本当だとしたら、どんな気持ちで未来はその写真を見たのだろうか……。
どんな気持ちで私と別れたのだろうか。
真紀ちゃんとは、卒業まで仲良しだった。
でも…卒業後はパッタリ連絡が取れなくなって、何をしているのか心配だった。
仲良くしながら、私のこと大嫌いだったんだろうか?
未来………
1人で抱え込んで…どんな気持ちだったのだろう…。
その怒りと悲しみが、ごちゃ混ぜになって、何とも言えない気持ちになる。