1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
「……梨花??」
心配そうな顔で私を覗き込む未来。
はっっ!!
そうだった!!
未来から【真紀と結婚する】って言われて、意識がブッ飛んでいたけど、まだ未来と一緒だったんだ…。
「ごめん…少し意識がブッ飛んでたわ…。
未来。お願いがあるの。
今日もう少しだけ…未来の時間を私にくれないかな……?」
私が力なく微笑むと、未来も少し困ったように微笑む。
「………分かった。」
とユックリと頷いた。