１位の彼女と２位の俺～嘘から始まる恋～

さりげに【綾瀬と話がしたいですアピール】をしたのに、綾瀬はニコッと笑って



「そうなんだね。

でも…鴻上くんと沢山話してたら、ヤキモチ妬かれちゃうから気をつけなきゃ！」



なんて言葉が返ってきた。



いやいや！

俺が話したいのは綾瀬だから！

他の女子なんて、どうでもいい。




そんな事をモヤモヤと考えていると、



「未来～～部活行くぞ～～！」


と祐太が呼びに来た。



「鴻上くんって、本当に工藤くんと仲良しだね。

何でも言い合える友達って羨ましいなぁ。」



「祐太とは幼馴染なんだよ。

幼稚園の時から一緒…。


よ～し！今日も部活頑張ってくる。じゃあね綾瀬さん。

また始業式でね♪」



「うん。頑張ってね～～。」



バイバイと手を振り、祐太の元に向かった。