1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
レストランを出て向かった先は、私のチェックインしているホテルのバーだった。
「明日は美咲ちゃんの結婚式だから、少しだけね。」
そう言って二人でカウンターに座る。
「梨花もこのホテルだったんだね。
美咲たちが用意してくれたんだろ?
俺も明日そのまま行けるように、ここのホテルを用意してもらったよ。」
と未来がニッコリ微笑む。
美咲ちゃんも、祐太くんも…絶対計画的だよね…!?
わざと未来と私を一緒にしたんじゃないの…??
動揺を隠すように、未来に話しかける。
「いつの間にか、私も未来もお酒が飲めるような年齢になってたんだね。
私の中で、未来との想い出は、ずっと高校の時のキレイな想い出から変わってないの…。」