1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
未来の苦しそうな顔を見ると…とてもそんな風には見えない。
「・・・・・・。」
答えられない未来に、私は続けて話す。
「私ね、ずっとモデルの仕事やってきたでしょ?
もの凄く仕事が楽しくて、一生女の子のキレイを応援できる仕事がしたいなって思ってたの。
でも未来を追いかけるために大学に行って、勉強したら、
もっと知りたい。
どうにかしたい。
自分で解決できたら…なんて考えるようになって、
弁護士を目指すことに決めたの。
未来には感謝してる。
例え不純な動機だと言われても、大学に行く気にさせてくれたのは未来だもの…。」