1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
出されたミルクティーを飲みながら、高校の時の話をしていた。
すると…お母さんが
「私てっきり大学は、梨花ちゃんと同じ都内の大学に進むんだと思ってたのよ。
あの子も必死で勉強してたから。
でも突然…本当に突然、3年の秋ごろにアメリカの大学に行きたいって言いだしたの。
もうビックリしちゃって…。」
えっっっっ??アメリカ??
「真紀ちゃん、アメリカの大学に行ったんですか!?」
「えぇ。そうなのよ。
それで、そのまま向こうに住んでて、結婚したい人が居るからって…今回久しぶりに日本に戻ってきたの。
梨花ちゃんは、てっきり知ってるんだと思ってたわ。」
それは…未来を追いかけて…アメリカの大学に行ったという事なんだろうか…。
そんな事を考えていると、玄関のドアが開く音がした。