1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
それから……私の予感は的中した……。
「真紀……もうこんな事、続けるのは止めよう…。
俺はきっとこれから先も、真紀を愛することはない。
真紀には……真紀の事を本当に好きで、大切に想ってくれる人が現れるよ……。」
あの時…あんなことをしなければ……
もっと早く未来を解放出来ていた。
「……私と別れるなんて…許さない!!
私から離れていくなら、未来を殺して私も死ぬわ。」
私の手に握りしめられた果物ナイフ。
少しだけ脅かすつもりだった。
私と未来が揉みあった瞬間、
未来に向けたはずのナイフが…
私のお腹に刺さったんだ……。