1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~


駅前のベンチに腰かけた未来は



瞳から落ちる雫を拭うこともなく



ただ……今にも雨が降り出しそうな空を見上げていた。




やがて小さく



【梨花】



と唇が動いたのが分かった。






そのあまりにもキレイな横顔を


私は……


ただ眺めることしかできず…


立ち尽くしていた……。


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