1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~


写真を眺めながら呟くと、一筋の雫が頬を伝って、手の甲に落ちた。



もう…我慢しなくていい……。



ここでは誰も見ていない……。



そんな思いが頭の中に浮かび、私は声を出して泣いた。





「………せっかくの可愛い顔が、

相当ブサイクになってるぞっ!」



突然の背後からの声に、ビックリして振り返ると



そこに立っていたのは





「………未来…。」





紛れもなく未来本人だった。

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