1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
「……っっ!!なんで未来がここに居るのっっ?」
「叫ぶなよ~そんな大声出さなくても、聞こえてるって。
受付の林さんが俺見て通してくれたんだよ。
……鍵はあの時、梨花が受け取ってくれなかったから持ったままだ……。」
未来はニッと口角を上げて、悪戯っ子のように微笑む。
「ふっ……不法侵入っっ!!」
「ははっっ!
梨花が俺に鍵を渡したんだから、不法侵入にはならないだろ?
お前、弁護士なのに、そんな事も分かんないの??」
「っっっっっっっっ!!!」
あの優しかった未来が……なんかイジワルなんですけど~~っっ!!