1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~


「なっ……なんか未来が……イジワルっっ!!」



「イジワルな俺は……嫌い……?」




未来はそう言うと、私が返事をする前にグイッと私の腕を掴み、抱き寄せた。



「梨花……もう一度、俺と話をしてくれないか?」




目の前には、未来の胸。


大好きな未来の匂い。


頭の上から聞こえる未来の甘い声。




この目の前で起こっている現実に、クラクラし過ぎて……


私はただ…コクコクと頷くことしか出来なかった……。

< 347 / 484 >

この作品をシェア

pagetop