1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
どれくらいの間、未来に抱きしめられていただろう…。
久しぶりの未来の腕の中で、心臓の音が半端なく鳴り響いているのが自分でも分かる。
これ以上は無理っっ!!
心臓壊れちゃうっっ!!
「……////。
未来…苦しいよ…そろそろ離して。
ちゃんと…話…するから…。」
途切れ途切れにそう言うと、未来はソッと腕の力を緩めて、私の顔を見つめる。
「ありがとう。」
そう言って微笑むから、その黒く澄んだ瞳に吸い込まれそうになり、
私の意思に反して…心臓はまた高鳴るばかりだった……。