1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~


~~未来side~~


梨花が公園から走り去って行った後、追いかけようとして、真紀と蓮さんを見ると、身体が動かなくなってしまった。




「あ~ぁ……強がってんな…梨花。

未来が好きで仕方ありませんって、顔に書いてある位分かりやすいのに…全く反対のこと言って逃げやがった。」



笑いながら蓮さんが言う。



「大体10年も音信不通だったのに、今でも未来くんのこと好きって、どんだけ一途なんだよ。


近くに俺って言うイイ男が居て、結婚しようって言ってるのに全然ダメでさ……信じられる??」



「えぇ~~っっ!そうなんですか!

誰もがときめくRENからの結婚の申し出に、見向きもしないなんて、梨花……男の趣味悪いんじゃないの~~!?」



RENに向かって、笑いながら楽しそうに真紀がそう言って、更に話を続ける。

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