1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
「あっ…そうだよね。

ゴメンね…何か巻き込んじゃって…。

とにかくお茶でも入れるから、上がって!」


綾瀬がニコッと笑って言った。



俺がソファーに腰かけていると、コトッと目の前にコーヒーが出される。



「で…今日は学校の後、何か用事だったの?


今日は化粧もしてるし…髪形も違うし…一瞬誰だか分からなかったよ。」



「うん……。」



綾瀬が気まずそうに頷いた。



「鴻上くん。

ちゃんと全部話すから…今から話すこと、他の人には黙っててくれるかな?

もちろん…工藤くんにも…。」




祐太にもナイショか…。

二人だけの秘密って事だよな?


少し間を置いて




「うん。分かった。」



と答えたのだった。


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