1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
すると…未来がまた目を閉じる。
まつ毛長いなぁ~。
肌とか本当にスベスベ!
毛穴なんてないんじゃない?
そんな事を考えながら見つめていると、目を瞑りながら未来が小さな声で、
「……キスしてくれないかなぁ~。」
なんて言う。
なっっ
何?何っっ?
甘えたい気分なわけ?
その為にもう一度寝たふりしたの?
「キスしなかったら起きないの?」
クスクス笑いながら、そう聞くと目を瞑ったまま…
「……起きない。梨花と一緒にまだ寝る…。」
その言葉で私は未来の膝の上から起き上がり、ゆっくり唇を重ねた。