1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
「そうなの。
うちのお母さんがモデルの仕事をしてて、小さいころに撮影場所に付いて行ったの。
それで…その時にスカウトされたのがキッカケ…。
お母さんが、仕事してる姿見るのが大好きで、
私もキレイな服着て、女の子のキレイになりたい気持ちを応援したいなぁ~なんて思ってね。」
キラキラと自分の事を話す綾瀬は、とても眩しかった。
「でも…そんな私の仕事を良く思わない子も居て、学校でクラスメイトとトラぶってしまって…。
それ以来目立たなくしようって決めたの。」
そっか…と呟きながら、コーヒーを飲む。