1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
二人でワイワイ言いながら、ご飯を食べ終わると、
私はニューヨークに帰ってきてから、ずっと考えていた【ある決心】を口にすることにした。
「ねぇ未来…ちょっと話がある。
ここに座って?」
そう言うと、私は座っているソファーの横をポンポンっと軽く叩いた。
「どうした?」
そう言うと、未来は私の隣に座る。
「未来…私ね、今の弁護士事務所の仕事、辞めることにしたんだ。」
「は???」
未来の表情が一気に真っ青になった。
「…でも、お前…弁護士の仕事、あんなに誇りを持って、やってたじゃないか!?」
未来から動揺が伝わってくる。