1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
未来の手をギュッと握りしめ、未来の顔を見つめる。
「高校の時は、私を守るために離れてくれたわ。
その当時は辛くて、泣いてばかりいたけど…。
でも未来のお陰で、私はモデルの仕事を続けることができた。
10年間、傍に居ることが出来なかったから、もう離れたくない…。
私の仕事は、その信念さえ失わなければ、どこの場所に居ても出来る仕事よ。
私が未来の傍で、未来を笑わせたい。
心から幸せだって思わせたい。
未来が心から笑ってくれることが、私にとっての幸せだから。
だから未来……。
私と……結婚してください。」