1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
「~~~~~~~~っっ!!」
未来の笑顔と、言葉にドキドキし過ぎて、私の心臓は壊れてしまうんじゃないかと思うほど高鳴っている。
「梨花。返事は??」
未来が甘い笑顔を浮かべ、甘い声で囁くから、私はクラクラして倒れてしまいそうになる。
大粒の涙を流しながら、言葉にならない言葉を発した。
「私で……よけ…れば…喜んで…」
私が最後まで言い終わる前に、未来の唇が花びらのように私の唇に重なる。
私の腕に花束を持たせると、未来が私の頭をクシャクシャと撫でてくれた。
「ありがとう。」
そういう未来の瞳にも、涙が滲んでいた。