1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
わわぁ……
うわぁ~~~っっ
マジでキレイな人だな…。
でも何だろう…どこかで見たことあるような…?
俺と同じ歳か、少し年上ってところかな…!?
すると、その女性がニッコリ微笑んだまま
「あの…良ければお礼に、そこのカフェでお茶でもどうですか?」
と少し高めの声で言った。
梨花との待ち合わせ時間まで、かなり時間があったけど、
「申し訳ないですけど、今待ち合わせしているので……」
と断ろうとすると、俺の両手をギュッと掴み
「じゃあ連絡先を教えてください。今度是非お礼をさせてください!!」
と上目遣いで俺の事を見つめる。
梨花に出会う前の俺だったら、こんな美味しい状況にラッキーって思ったんだろうなぁ……。