1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
俺は彼女の両手をスッと離し、
「お礼はその気持ちだけで十分です。
それに…俺は転んだあなたに手を貸しただけですから…。」
そう言うと、彼女に向かってニッコリ微笑んだ。
すると更に俺の事をジーーッッと見つめたまま…彼女はニッコリ微笑み返して言った。
「よしっっ!!合格♡♡」
合格??
「お父さ~ん!もう出てきていいわよ~!」
すると、どこから出てきたのか…スラッと背の高いダンディという言葉がピッタリの男性が出てきた。
2人で並ぶと、まさに美男美女だ。
そしてその女性がニッコリ笑って言った。
「あなたに梨花をあげるわ♡♡」