1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
訳が分からないまま…半ば強制的に二人に引っ張って行かれ、辿り着いた先……それは白をベースにした大きな一軒家だった。
予想はしていたけど…
表札は【綾瀬】。
どうやらこの二人は梨花の家族のようだ。
家に入ると、玄関まで梨花が出迎えてくれ、その後ろから、俺の父さんと母さんが…っっ!?
「未来いらっしゃい♡
どうしてもお父さんと、お母さんが未来を迎えに行くって聞かないから、お願いしちゃった!」
え??
何??…この展開……??
「何で父さんと母さんが、梨花の家に居るんだよっっ」
しかも…お父さんとお母さん?
「この人たち…梨花の両親なの??
お母さん…若すぎじゃない??」
「あらぁぁ~~♡
やっぱり未来くん素敵すぎるわ。」
梨花のお母さんが嬉しそうに微笑む…。誰かに似てると思ったら、梨花に似てたんだ!
すると…俺の父さんが
「日本に帰ってくる前に、梨花ちゃんから未来と結婚しようと思ってるって連絡を貰ってたんだ。
未来には散々待たされたから、ちょっとドッキリを仕掛けたいって計画を持ちかけられてね…。
事前に梨花ちゃんと、ご両親と連絡を取り合ってたんだ。
それで意気投合しちゃってさ♡」