1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
そして…神父様に伝えておいた。


「(もしもこの教会に、彼のように涙を流しに来ている人が居たら…この幸せのブーケを渡してください…。


そして…きっと…前を向けば、幸せが訪れる…と…。)」



こうやって…幸せがまた…誰かに伝わっていけばいい…。




.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*..



未来が私をギュッと抱きしめて耳元で囁いた。



「梨花…ずっと愛してるよ。」




「うん。知ってる。


私も未来を愛してるよ。」




そして…静かに二人の唇を重ねた。



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