1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~

~~梨花side~~


教会での式を終え、みんなで会食を済ませると、


私たちは、そのままの格好でリムジンに乗り、今日泊まるホテルへ帰ってきていた。


「凄い広い部屋だね~♡」


「スイートルームだからね。

こんな特別な日くらい、贅沢しても良いだろ?」


というと、未来はニッコリ笑って私に唇を重ねた。


チュッという軽いキスから、どんどん深いものに変わっていき、


私たちのキスは終わることが無いようにさえ思えた。


「………未来……。」

「ん……?」


何度も呼びかけても、未来は私から離れようとしない。


「あの…ちょ…ちょっと恥ずかしいんですけど…。」


「何で?梨花の恥ずかしい姿なら、もう全部見てるよ。」


「///////っっ!

だって…こんなにキスしたの初めてで……。」


「俺はこれでも足りないくらいなんだけど…。」



残念そうに笑いながら、未来はスッと顔を離して私を抱き寄せた。
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