1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
目の前にある胸に触れようとした時…パシッと俺の手を梨花から掴まれた。
「触ったらダメ♡」
上目遣いで甘えたような声で梨花が言うので、ますますその声に煽られ、
「なんでっっ??」
と荒っぽく言ってしまった。
「今日はしなぁ~い♡」
は?
こんな色っぽい姿を見せておきながら、『今日はしない』って無理だから!!
「梨花…何でしたくないの?」
冷静を装いながら、そう聞くと、面白そうにクスリと小悪魔的な笑顔を浮かべて梨花が言った。
「いつもの【し・か・え・し♡】」
いつもとは違う色っぽい梨花。
俺はその身体を抱き寄せ、上から梨花の瞳を覗き込んだ。