1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
はぁ~と溜め息。
「分かった。
引き受けるよ…。」
俺の言葉に、綾瀬の顔が一瞬で明るい表情になる。
「でも…せめて…好きな人とキスしたって思って欲しいから……
う~ん?
ねぇ綾瀬さん。
俺の事、名前で呼んでみて?」
「え?名前で?
はっ恥ずかしいよ!」
「恥ずかしいとかナシ!
今目の前に居る俺は、綾瀬さんが大好きな彼氏。
ほらっ呼んで??
もしかして名前知らない??」
イタズラっぽく綾瀬にそう言うと、
「ちゃんと…知ってる…。
みっ未来…くん…。」
「だーめ!くんはナシ!!」
「えっっ?
……よし!!じゃあ……未来。」
「良くできました。
じゃあ…目瞑って??」