1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
そして…梨花に顔を近づけ、優しくキスをし、もう一度、甘い声で梨花に聞いた。
「………ねぇ梨花。触っていい?」
なるべく優しくそう言うと、梨花はフワリと微笑んで
「…………だ♡め♡」
と言った。
「~~~~~~~~っっっ!!」
何なんだよっっ!?
何なんだよぉ~~~っっ!!
余裕のない俺を見て、ニヤリと梨花が微笑んだのが分かった。
このっっ小悪魔~~~っっ!!
「梨花……頼むから…。」
俺が力なくそう言うと、
「えぇ~~ダメ♡」
「…………この……小悪魔…。」
「じゃあ…お願いしなきゃね♡」
余裕のない俺を見て、ニヤリと梨花が微笑んだのが分かった。
ほんっとにっっ小悪魔~~~っっ!!
「…お願いします…。」
俺がそう言うと、梨花が俺の左手首を掴んで、自分の胸の上に乗せた。
「しょうがないから触っても良いよ♡」
完全に固まった俺の背中に、突然梨花がギュッと腕を回してきた。
「未来…今日もいっぱい愛してね♡」
マジで…俺は一生梨花に敵う気がしない……。