1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
その猛勉強のおかげで、都内トップクラスの進学校に合格してしまった。
俺に合わせて勉強していた祐太も一緒に…。
「お前…ホントに俺の事好きだな…。高校まで一緒かよ。」
と祐太に憎まれ口を叩いたものの…内心嬉しかった。
「なぁ未来。
いつも模試でトップの綾瀬梨花ってさぁ…同じ都内だから、もしかしたら高校は一緒なんじゃねぇの?
会いたいんだろ?」
「ばっっ///ばかっっ!///
綾瀬梨花はライバル視してるだけで、好きとかじゃね~し。
しかも…これだけ頭良いなら、勉強ばっかの根暗な感じの奴だって…きっと…。」
「はいはい。」
俺が否定するも、祐太はニヤニヤ笑って、俺の頭をクシャクシャと撫でるだけだった。
こんな事…男にされても嬉しくねぇ~~っっ!
ドキッともしねぇ~よ。