1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
あぁ…美咲は俺と同じ想いで、悩んでいたんだ。
徐に立ち上がると、美咲の隣に座り直し、少し震えている美咲をギュッと抱きしめた。
「美咲。そのまま聞いて…。
俺ね、物心ついた時には、もう未来と美咲が隣に居て、いつでも何をするにも一緒で、本当に楽しかったんだ。
未来と俺に必死で付いてくる美咲が可愛くて、
強がってるけど、泣き虫なところとか、意地っ張りなところとか、
ガサツで男らしいところもあるけど、
俺にとって美咲は…いつでも可愛い女の子だったよ。
俺も自分の気持ちを伝えて、今の幼馴染の関係が壊れるのが恐かったんだ。」