1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
ほんのり頬をピンクに染めた美咲が顔を上げた。
ソッと両手で頬に触れ、
「ずっとずっと…美咲が好きだったよ。
きっと今からも、ずっと美咲が好き。
今日美咲がカフェで男と一緒に居るところを見て、彼氏かもって思ったら、居ても立っても居られなくて…
ベランダつたって部屋に来ちゃったんだ。
美咲。
絶対大事にするから、俺と付き合ってくれないかな?」
ニコッと微笑むと、
目から大粒の涙を流した美咲が、コクンと頷いた。