1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
メールがひと段落ついた頃、祐太が俺の部屋に入ってきた。
「もぉ俺…幸せすぎて、死んじゃうかも…。」
なんて言いながら、ベッドの端に腰かけた。
「上手くいったんだ。
おめでとう!
これで祐太のお守りしなくて良くなるよ俺!」
なんて言うと、祐太が突然真面目な顔をして、俺に近づいて来た。
ベッドで雑誌を広げる俺を見て、
「さぁ…綾瀬とのことを話して貰おうか?」
って…。
やっぱり忘れてないんですね…。