1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
30分ほど冷やした後、
「もうあんまり痛くなくなったよ…。
ごめん。
未来に迷惑掛けちゃったね。」
梨花が申し訳なさそうに口を開く。
「迷惑だなんて思ってない。
もっと迷惑かけてもいいんだよ。
今は梨花の彼氏なんだから…。」
そう自分で言っていて虚しくなる。
今は……なんて言葉使いたくない。
でも…そう言ってないと勘違いしてしまう。
シャワーを止め、梨花を抱きしめた。