1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
「みらい……!?」
梨花の呼び掛けに答えず、抱きしめたまま。
「未来……苦しいよ……。」
そのまま抱き上げ、寝室に運ぶ。
梨花をソッとベッドに下ろし、赤くなった太ももに触れる。
「まだ少し赤いね。
痛む?」
「未来がすぐ冷やしてくれたから、もうそんなに痛くないよ。
これなら痕も残らないよ。」
「病院行かなくて平気?」
「うん。行かなくて平気だよ。」
「良かった。
仕事に影響ないよね?
女の子だし…痕が残ったら大変だしね…。」