1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
そう言うと、また強く梨花を抱きしめた。
すると…梨花の腕も俺の背中にまわる。
もう無理だ……。
腕を少し緩め、梨花の瞳を覗き込む。
「未来?どうしたの…??」
そう言って首を傾げる梨花の唇にソッと指で触れ、
自分の唇を重ねた……。
「~~~~~~~っっ!!」
梨花が驚きで目を大きく見開く。
今まで抑え込んでいた気持ちが爆発するように、何度も何度も繰り返す。
頭の中は梨花でいっぱいで…
今梨花が目の前に居るのが、現実なのか嘘なのかの境界線もモウ分からなくて…
唇を離すと、ベッドに梨花を押し倒した。
「み……らい……??」