1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
梨花の茶色い瞳を覗き込むと、もう……理性は…飛んだ…。
梨花に馬乗りになると、梨花の唇に俺の唇を押し当てる。
深い所まで届くように、何度も何度も…。
一体どれ位交わし続けていたのだろう…。
唇をユックリ離した頃には、梨花の頬が真っ赤に染まっていて、すっかり息が上がっていた。
「みらい…私……」
息も絶え絶えにそう言いかける梨花の言葉に、少し残る俺の理性が反応した。
ハッと我に返り…
「ごめっっ……」
と言い身体を起こそうとすると、俺の首に梨花の細い腕が絡まった。
「……もう一度…キス…したい…。」
赤く上気した顔で、梨花がそう言うから…
俺の残された僅かな理性も、キレイに無くなってしまった。
梨花の頬に触れると…
どちらからともなく…
唇を重ねた……。