1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
その後はもう止まらなくて
梨花に深くキスをしながら、ゆっくりとお互いの熱を分け合うように抱きしめ合う。
何度目か分からないキスを交わすと
梨花の瞳がギュッと固く閉じられた。
それと共に……
梨花の閉じられた瞳から
一筋の涙が頬を伝って流れ落ちた。
そのキレイな雫を見て、一瞬で理性を取り戻した俺は、
足元にあったシーツをグイッと掴んで、梨花に被せ、シーツで包み込んだ。