1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~


その後はもう止まらなくて

梨花に深くキスをしながら、ゆっくりとお互いの熱を分け合うように抱きしめ合う。



何度目か分からないキスを交わすと

梨花の瞳がギュッと固く閉じられた。


それと共に……


梨花の閉じられた瞳から


一筋の涙が頬を伝って流れ落ちた。





そのキレイな雫を見て、一瞬で理性を取り戻した俺は、




足元にあったシーツをグイッと掴んで、梨花に被せ、シーツで包み込んだ。


< 94 / 484 >

この作品をシェア

pagetop