1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~


考え事をしていたら、そのままウトウトと寝てしまったのか、部屋の中は真っ暗になっていた。



「……。っっ。」



隣の美咲の部屋から、話声が聞こえる。



あれ??

祐太来てるのか?


こんな落ち込んだ時は、祐太のバカ話を聞くしかない!


ガバッとベッドから身体を起こし、美咲の部屋のドアを勢いよく開けた。



「美咲、祐太来て……~~~~っっ!!!」



ベッドに祐太が美咲を押し倒してる姿を見て、固まってしまい、


すぐ我に返ると……



「うわぁぁ~~~ゴメンっ!!」


と言い、慌ててドアを閉め、自分の部屋に戻る。




妹と親友のヤッてる姿なんて…見たくない。


今日の俺…本当に最悪…。



ごめん……祐太…。

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