お前、可愛すぎて困るんだよ!
すると碧くんは、ムッとしたような顔をして、上半身を起こした。
あれ?
碧くん、起きちゃうの?
抱きついていた妃莉の腕がスルッとはずれる。
その拍子に、体がころんと仰向けになった。
でも、碧くんは起き上がることはなかった。
その代わり、妃莉に覆いかぶさるように、顔の横にひじをついた。
「だから、俺は。
幼なじみの前に、“男”だって、言ってんだろ」
二重の大きな目が、ちょっと怒ってる。
あれ?
碧くん、起きちゃうの?
抱きついていた妃莉の腕がスルッとはずれる。
その拍子に、体がころんと仰向けになった。
でも、碧くんは起き上がることはなかった。
その代わり、妃莉に覆いかぶさるように、顔の横にひじをついた。
「だから、俺は。
幼なじみの前に、“男”だって、言ってんだろ」
二重の大きな目が、ちょっと怒ってる。