お前、可愛すぎて困るんだよ!
「えっと……。
ごめ……なさい……。
碧くん……。
妃莉のこと……キライにならないで……」



だって、こんなに怒るってことは。



碧くん、妃莉のこと、キライになっちゃったってことでしょー?



「妃莉……。
碧くんのこと……怒らせるつもりじゃなくて」



「…………」



「ただ……。
一緒にいたくて。
それで……。
おはようのちゅーもしてほしくて。
それで、それで……。
……っ」



一生懸命がまんしてたけど、最後のほうは、ちょこっとだけ泣いてしまった。

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