お前、可愛すぎて困るんだよ!
「めちゃくちゃ大事にされてるって」



「……え?」



めちゃくちゃ大事に……って……。
どういうこと?



答えがほしくて見あげる前、翠くんはひとりごとのように、ぽつんと漏らした。



「つか……。
よくがんばってるよな、碧くんも。
オレだったら、がまんできねー」



「……え?
なに?
どういうこと?」



「ん?
まさか、妃莉ちゃんが、こんなお子様だとは思わなかったってこと」
< 124 / 978 >

この作品をシェア

pagetop