お前、可愛すぎて困るんだよ!
「……え?」



右斜め上を見る。



「兄妹とか……。
そういう感じ?」



静かな瞳で、碧くんが妃莉を見下ろしていた。



「だから、こうして甘えてきたり。
平気で抱きついたりするの?」



「……え?」



「ちゅーしろとか、せがんだり。
ベッドに入ってくるのも、全部そう?」



「あの……。
碧くん?」
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