お前、可愛すぎて困るんだよ!
「心配してくれてありがとう。
おはよう、葵ちゃん」



カバンを机の上に置き、イスに座る。



「そっか。
それなら、べつに、いいけど~」



葵ちゃんが、後ろを振り返る。



そして、思いついたように、唇をとがらせた。



「知ってる?
妃莉。
今日、身体測定があるの」



葵ちゃんの眉間にシワがよっている。



「……うん。
予定表に書いてあったから、知ってるよ」
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