お前、可愛すぎて困るんだよ!
「あっれ。
見慣れない顔だけど……。
新入生?」



「……え?
あ、はい……」



バッグを抱えて振り返る。



「……やば。
超可愛いんですけど」



男の子は、大げさにのけぞって、それから妃莉の顔を見つめた。



「キミ、名前は?」



「えっと……。
えっと……。
妃莉……」



「ん?」
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