お前、可愛すぎて困るんだよ!
それが、全然守れてない。



“ネクタイ結んで”なんて、こんなこと。



碧くんに頼んだら、妃莉、もっとキラわれちゃうよ。



仲直りどころじゃないかもしれない。



そう思った時……。



――キ―ンコーンカーン。



予鈴が鳴った。



碧くんには、すごく会いたいけど、教室に帰ろう。



ネクタイは、葵ちゃんに頼めば、きっと結んでくれる。
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