お前、可愛すぎて困るんだよ!
おばさんが、急に大きな声を出した。



ブフッと、碧くんがむせた音が聞こえた。



「そうだな。
じゃ、今すぐ、九条に電話でもしてみるか?」



おじさんはうきうき言って、電話をとるために、立ちあがろうとした。



それを冷静に、碧くんが止める。



「はいはい。
わかった、わかった。
でも、俺、まだ16なんで」



ナプキンで口をふいている。



「大丈夫よ~。
だって、碧、もうすぐ17でしょ~?」
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