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お前、可愛すぎて困るんだよ!
197ページ
お前、可愛すぎて困るんだよ!
「信じらんねーな、おまえっ」
人がいない中庭まで来ると、碧くんは、投げ捨てるように妃莉の腕を離した。
目が三角になるくらい怒っている。
「……え?
なにぃ?
碧くん……」
碧くんの態度が怖くて、後ずさりする。
でも碧くんは、妃莉の肩を抱いて、ストンとベンチに座らせた。
「……っ」
に、逃げれない……。
だって、碧くんも、妃莉の右隣にドスッと座ったんだもん。
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