お前、可愛すぎて困るんだよ!
「……え?
そうなの?」



疑うような口調の片倉くん。



「うん」



とうなずいた妃莉を、複雑な表情で見つめている。



「なんでそんなことを聞くの?」



「あ、いや……。
てっきり、付き合ってるのかな? 
……って思ってたから」



「……え?
どうして?」



「いや、どうしてって、妃莉ちゃん。
あの人のこと、好きって言ってたし。
それに……」
< 245 / 978 >

この作品をシェア

pagetop