お前、可愛すぎて困るんだよ!
きょとんと片倉くんを見つめ続けた。



「おっはよう!
妃莉っ♪」



葵ちゃんの、朝から元気な声が聞こえてきた。



「あ、おはよう。
葵ちゃん」



あいさつをするために、片倉くんから視線をはずした。



そして、元に戻した瞬間……。



「じゃあ、さ。
俺と付き合ってくんない?」



片倉くんは、真剣な顔でそう言った。
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