お前、可愛すぎて困るんだよ!
「……え?
なついてる?」



「そう。
幼なじみなんでしょ?



だったら、好きって言っても。
お兄ちゃんみたいな感覚なんじゃね?」



「え? 妃莉。
碧くんのこと、お兄ちゃんなんて思ってないよ」



「だったら、どうして、付き合わねーの?
好きなのに」



片倉くんは、妃莉の机に、片手をついた。



「よく考えて。
俺は、本気だから」
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