お前、可愛すぎて困るんだよ!
「……っていっても。
あたしも付き合ったことがないからなぁ。
はっきりとはわからないけど……」



「…………」



「一緒に出かけたり、ごはん食べたりとかじゃない?」



「……え?
そうなの?
じゃあ、妃莉。
碧くんとしてるよ~。
ショッピングも映画も行ったし、パンケーキも食べた!」



うれしくなって、意気込んで答えた。



「じゃあ、妃莉。
碧くんと付き合ってるの?」



“知らなかったよ~”



とほくほく微笑んでいると……。
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